サイトトップ > 取付店サービス > カーケア・磨きにこだわる(前編) |
★一見すると華やかな世界・・・その裏には「美しさへのコダワリ」が満載。 大切なお車だからこそ知って頂きたい、施工の一部始終をご覧下さい! |
【現状確認・施工計画】
なにはともあれ、まずお客様のお車の状態を拝見させて頂く事から始まります。表面状態はもちろん、キズ・ヘコミの有無まで併せて現状を把握し、お客様へ最適な施工方法のご提案をさせて頂きます。 |
【高圧水洗い洗車】
塗装面の固着物・油分(ワックス等)を完全に除去する工程です。砂ホコリや鳥のフン等が付着したまま洗車すると特にキズが入りやすい為、最初は高圧洗浄機の勢いのある水流で洗い飛ばします。 油分が残っていると、研磨工程=バフがけに よって油分が発熱して塗装面がただれて しまったり、研磨剤が焼きついたりしてしまう為、 研磨工程に入る前処理として入念に洗浄致します。 |
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▲見落としがちな下回りも、しっかりと。 |
【水洗い洗車】 ここからようやく手を加え始めます。 水分を含んで浮き上がった汚れを、水をかけながら流していきます。専用の洗剤(一般では売っていません)を併用し、洗浄成分の効果によって汚れや油分を徹底的に落とします。 |
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地面に近づくほど汚れがひどくなる上、見落としてしまいそうな箇所が多くなりますので要注意。 |
【固着物の除去1(ざらつき)】
ボディーの表面には目に見えない固着物もたくさん。鉄粉除去剤を全体に塗布して付着状態を見ます。 鉄粉除去剤は強力な酸性です。取り扱いはもちろん、有害なガスも発生するので我々も注意せねばなりません。 |
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▲綺麗だと思っていても、実状が浮き彫りに・・・。 |
▲鉄粉除去剤により鉄分が紫色に反応。 |
ホイールにも鉄粉除去剤を塗布。 するとたちまち紫色の反応が・・・・。 ディスクローターに付いたサビや、 ブレーキダストに含まれる鉄粉に反応します。 |
【シャンプー洗車】 鉄粉除去剤の除去と中和のため、 ここで一旦シャンプー洗車を行います。 5~10分程度待って、もういちどシャンプー洗車。 鉄粉除去剤を中和させる目的もありますので、 この洗車はとても重要です。 |
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お洒落は足元から。ホイールもしっかり洗浄。 棒の先にスポンジを巻き付けたもので、 スポークの隅々までこすれる便利グッズです。 簡単に作れるので一本用意しておくと楽ですよ。 |
【固着物の除去2】
「トラップねんど」とは粘土状の研磨剤です。 洗車グッズとしても注目を浴びていますが、クルマのコンディションが良ければ使用しない方が良いケースもあるため、コーティングの視点から考えると使用には慎重さを要します。 水をかけながら粘土で塗装面をなでるように滑らせると鉄粉をからみ取ってくれます。 |
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良し悪しは手の感覚が頼り。職人の勘。 | |
油分・固着物等の除去が終わり、車は”すっぴん状態”になりました! 写真は デモ用にボンネットだけを洗浄したものですが、ボンネット上は親水(水がなじむ)状態となり、油分や異物が除去されたことを証明してくれます。水洗いだけの左フェンダーと比べると一目瞭然です。 |
【ふき取り・乾燥】
手の入りにくい窓枠などの部分はエアーでブローするなどして、隅々まで徹底的に乾燥させます。 ドアをバタバタさせると、拭いたつもりの水滴がタラ~リ。根気よく、隅々まで拭き取っていきます。 |
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【下地処理が完了しました
ここまでの工程で異物を取り除きましたが、 今まで見えていなかった磨きキズが はっきりと見えるようになります。 これを見てしまうと、さすがに日頃の手入れでよかったのかな?と少し不安になってしまいますがご安心を。この状態をツヤツヤにしていきます。 車は一台一台のコンディションが異なります。 メーカーや時代によって塗装の性質が異なる等、 「適切な研磨条件」を見極めるのが至難の業です。 ここに専門店独自のノウハウやテクニックがあり、 次の工程に活かされています。 ■磨きにこだわる(後編)に進む |
■洗浄前 | ■洗浄後 汚れが取り除かれ 地肌が現れた状態に |